2016 年オリンピック、テレビ広告部門の「メダリスト」は?

2016年8月23日火曜日 | 16:41

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この記事は、Google アナリティクス ソリューション 英文ブログ記事 「Which TV Ads Made the Podium During the 2016 Olympics Opening Ceremonies?」 を元に構成しております。


昨日感動の閉幕で終えた 2016 年夏季オリンピック。8 月 5 日に行われたその開会式には、アメリカ国内だけで推定 2,650 万人もの視聴者を獲得するイベントとなりました。そのテレビ広告では、目的のユーザー層に的確なアピールができたかどうか、多くの広告主たちは手に汗握りつつ見守っていたことでしょう。成果を確認するために広告主たちが注目する要素は、主に次の 3 つです。
  1. 視聴者に認知された広告は? 
  2. 関心の向上、認識の変化、購買意欲の強化に貢献した広告は? 
  3. 消費者から実際にレスポンスを引き出すことができた広告は?
こういった点に光を当てるため、Google は開会式の生放送中に広告を配信したブランドの中から上位 10 社(広告の再生時間に基づく)を選んで評価を行いました。分析のもとになっているデータは、Google Consumer Surveys の結果と、セカンド スクリーン(携帯電話、PC、タブレット)でのレスポンスのデータを組み合わせたものです。Google データスタジオのダッシュボードとして公開されている分析結果を見てみると、評価対象の広告のパフォーマンスを目標到達プロセス全体にわたって捉えた、ユニークな視点が得られます。

認知

オリンピックのように大規模なスポーツ イベントの生放送では、視聴者数の多さとイベントのコンテキストを活かすため、しばしば専用のコマーシャルが製作されます。個々のアスリートの物語を紐解くものから、自分の国の選手を応援する気持ちを刺激するものまで、アプローチはさまざまですが、いずれも視聴者の感情に訴えること、楽しませること、注目させることなどが狙いです。

認知度向上においては Coca Cola が文句なしの金メダルです。回答者の 35% 近くが広告を見た記憶があると答えています(助成想起)。これは一般的な水準である 20~25% を大きく上回る成績ですが、消費財のトップブランドとしては驚くにはあたらないでしょう。トップ 5 の残りを占めるのは Samsung、Chevrolet、UnitedVisa で、いずれもかなりの想起率を記録しています。
回答者の 35% が Coca Cola の広告を見た覚えがあると回答
なお、広告で取り上げられていた商品やサービスを具体的に思い出すことができたのは、広告を想起できた回答者の 40% にとどまっています。ある広告のブランドと商品の両方を思い出すことができる視聴者は、正味 8% 程度ということになります。多くの広告はこのときが初放映だったため、今後数週間で露出が増えるにつれ、これらの数値も大幅に向上するものと考えて間違いないでしょう。

関心

広告には、視聴者の認識を変化させ、商品やサービスに対する関心を創り出す目的もあります。今回の調査では、広告を見た視聴者(Exposed)と見なかった視聴者(Unexposed)の両方を対象にすることで、各広告のメッセージやクリエイティブが及ぼした影響の強さを分析することができました。結果は全体としてかなり優れたものでした。平均して、広告を目にした回答者が該当ブランドに対して持つ印象は、そうでない回答者と比べて 18% 好意的なものになっています。同様に、宣伝されていた商品について情報収集または購入する可能性も、広告を目にしていない回答者と比べて 16% 高くなっています。
広告を目にした消費者は、そうでない消費者と比べて該当ブランドに対する印象が 18% 好意的で、
広告の商品について情報収集または購入する可能性は 16% 高い

興味深いことに、基本的な好感度と購買意欲については、オリンピックの公式スポンサーとそうでない企業との間に大きな差はありませんでした。また、この 2 つの要素に対する広告の影響力も、スポンサーと非スポンサーとで概ね同等でした。

意欲

これらのコマーシャルは、視聴者を笑わせたりブランドに対する好感度を高めたりするだけでなく、視聴者による検索やウェブサイト訪問を促進する効果も持ちます。いわゆる「セカンド スクリーン」での検索(広告との再エンゲージメント、目にした商品についての情報収集など)は、購買意欲の指標として非常に有効です。Google や YouTube で、アトリビューションによって広告との関連付けが可能な語句の検索が放送中にどれくらい増加したか調べることで、消費者のレスポンスへの影響も分析に含めることができます。開会式中のテレビ広告による検索の増加は、ほぼ完全にモバイルで起きています。その割合は実に 94%。同じブランド群でこれらの広告を放映していない時期の平均は 56% であり、大きな差が見られます。このことから、テレビでの露出の確保は、小型スクリーン向けの戦略としても一定の意味を持つと言えるでしょう。
広告を目にした結果として Google や YouTube で行われた検索の 94% が、モバイル端末でのものです。
ここでの金メダリストは McDonald’s で、調査対象ブランドの平均と比べて 42% も多い検索数を記録しています。これに次ぐ成績で表彰台に立ったのは BMW Samsung。検索数の平均を BMW は 14%、Samsung は 12% 上回っています。「感情や感性に訴える広告に効果はあるのか?」という命題がありますが、今回の調査の範囲では答えは「イエス」でした。しかし、商品についての広告も同様です。どちらのタイプの広告も、平均で 10% の検索数増加を引き起こしています。また、公式スポンサーの広告によって得られた検索数は、非スポンサーの広告による検索数を 14% 上回りました。

McDonald’s の広告によって得られた検索数は、
調査対象となった 10 種類の広告の平均を 42% 上回る
最後に、目標到達プロセス全体を通したパフォーマンスという観点では、プロセスの 3 つのステージすべてでトップ 3 に食い込んだ Samsung Galaxy Note 7 の広告が総合優勝となりました。オリンピックであれ普段の番組であれ、テレビを見ていて気になる情報があれば、視聴者はスマートフォンに手を伸ばします。つまり、テレビ広告を展開する際に、消費者アンケートやデジタルでのレスポンス追跡を組み合わせれば、目標到達プロセスの各段階でのパフォーマンスを見通す新たなデータを、それもわずか数日のうちに入手できるのです。こういった新しい分析手法を活用することで、テレビ広告をはじめとするさまざまなマーケティング活動の成果について理解を深め、デジタル メディアとの連携を前提に改良を加えていくことができます。

データ収集

Google Consumer Surveys を広告の認知度と関心度の調査に利用し、2016 年 8 月 6 日~9 日の期間に、検証済みの代表サンプル(最小回答者数 750)を対象とするオンライン調査をアメリカで実施しました。レスポンスについてのデータは、放送期間中にテレビ広告によって Google および YouTube で生じた検索数の増加に基づくもので、対象となったのは Google アトリビューション 360 を使ったモデリングによってコマーシャル放映の影響を受けたものと特定できる検索語句です。レスポンス データは、放送中の各広告主のコマーシャル放映時間の合計を基準に正規化し、平均値を基準に指数化したものです。

Happy Analyzing!

投稿者: Casey Carey(Google アナリティクス マーケティング担当ディレクター)

データスタジオ: さらに使いやすくなった新しい AdWords コネクタ

2016年8月17日水曜日 | 10:09

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この記事は、Google アナリティクス ソリューション 英文ブログ記事 「Data Studio: New, Simplified, AdWords Connector」 を元に構成しております。


※日本国内における、Google データスタジオ (無償版含む)のサービス提供時期、価格は未定です。

Google データスタジオは、データの利用、視覚化、共有を簡単にする Google の新しいビジネス インテリジェンス サービスです。本日、Google データスタジオの AdWords コネクタが更新され、さらに柔軟にかつ簡単に使用できるようになりました。

AdWords コネクタを使うと、データスタジオで AdWords アカウントにアクセスできるほか、データをわかりやすく視覚化したレポートを作成して組織内の関係者と共有できます。
Google データスタジオで AdWords コネクタを使って作成したレポート
今回の更新で AdWords コネクタには 100 種類以上の AdWords の項目と指標がリストとして組み込まれ、視覚化するデータを簡単に選択できるようになりました。

新しいコネクタで利用できる 100 種類以上の項目と指標のうち 20 種類
新しいコネクタでは、その他にも多くの項目と指標の組み合わせがサポートされ、レポートの作成がずっと簡単になっています。

レポート エディタでの AdWords データを使った表のカスタマイズ
データスタジオで AdWords レポートを作成する場合でも、すべての機能がそのままお使いいただけます。たとえば、計算指標、派生項目、カスタムの視覚化、リッチスタイル、カスタムのブランド、Google ドライブを使った共有、リアルタイムの共同作業などでデータを利用できます。

現在、新しい機能は、データスタジオ 360 とその他のバージョンのデータスタジオでご利用いただけます。新しいコネクタを使うには、データスタジオのデータソースを新しく作成する必要がありますが、以前のコネクタを使って作成したデータソースも引き続き使用できます。新しいバージョンへ移行する方法については、ヘルプ ドキュメントをご覧ください。

今後は、更新されたコネクタをレポートの作成にご活用ください。

投稿者: Nick Mihailovski - Google データスタジオ担当チーム

Google アナリティクス デモアカウントのご紹介

2016年8月4日木曜日 | 10:19

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この記事は、Google アナリティクス ソリューション 英文ブログ記事 「Introducing the Google Analytics Demo Account」 を元に構成しております。


理論的には理論と現実は一致する。しかし、現実的には理論と現実は一致しない。
- アルベルト アインシュタイン

Google アナリティクスを学ぶには、Google 提供の学習コースやトレーニングを受講したり、アナリティクス コミュニティでアドバイスを受けたり、Google アナリティクスに関するさまざまな書籍やガイド、記事などを参考にしたりする方法があります。しかし、机上で得た知識を実際に使って学べるリソースを求めるご意見も数多く寄せられていました。Google アナリティクスを使っていても、完全に実装されたアカウントにアクセスできなければ、実務で通用する経験を得るのが難しいからでしょう。そこで、こうした問題を解決するため、Google アナリティクスのすべての機能を備えたデモアカウントの提供を開始することになりました。このアカウントは、どなたでもご利用いただけます(ご利用はこちらから)。

このデモアカウントには、Google ブランドの商品を実際に販売している e コマースサイト Google Merchandise Store のデータが含まれており、AdWords とのリンク、目標、拡張 e コマースなど、Google アナリティクスで一般的に使われる機能がすべて備わっています。そのため、実際のビジネスデータを使って、さまざまな機能を実践的にお試しいただけます。

デモアカウント: 決済行動に関する分析レポート
「現実の世界において、人々は理論に通じた人よりも実践に通じた人に引き付けられます。つまり、残念ながらユーザーにとっては、アナリティクスを解説した私のベストセラー本だけでは不十分なのです。だからこそ、アナリティクスを実際に試すことができるソリューションが全世界で提供されることは実に喜ばしいことです。ぜひ、私が作成したセグメント、マイレポート一覧、カスタム レポートの数々をダウンロードして、実践に即した学習をスタートしてください。」
- Avinash Kaushik、「Web Analytics 2.0」および「Web Analytics: An Hour a Day」の著者


自習に最適

デモアカウントを利用すると、次のように Google アナリティクスの特徴や機能を実践的に学習できます。
  1. あらゆる標準レポートを作成し、自分にとって有益なレポートを見極める
  2. 事前に定義されたマイレポート一覧や、ソリューション ギャラリーからインポートしたセグメントを確認することで、独自のレポートを作成するためのヒントを取得
  3. 表のフィルタやセカンダリ ディメンションを追加したり、レポートの種類を変更したりして、レポートをカスタマイズ
  4. ユーザー、集客、行動、コンバージョンの各データを、期間で比較する方法を確認
  5. カスタム レポート、メモ、ショートカット、カスタム アラートなど、自分だけの個人的なアセットを作成
  6. 既定のアトリビューション モデルをよく理解できるほか、独自のモデルを作成することも可能
  7. AdWords や Search Console との統合など、まだ実装していない機能について、使うメリットがあるかどうかをチェック
  8. トレーニング コースと併用して、学習に役立てる

教育プログラム

Google アナリティクスの使い方を教える立場の皆様は、ぜひ教育ツールとしてデモアカウントを活用し、テストや教材の作成にお役立てください。既に一部の組織では、教材の 1 つとしてデモアカウントを使った教育を始めています。

General Assembly はオンラインと世界中のキャンパスで、デザイン、マーケティング、テクノロジー、データの各分野における最新スキルの習得をサポートする講座を開設しています。その Digital Marketing(デジタル マーケティング)コースには、Google アナリティクスのデモアカウントを利用した Marketing Analytics(マーケティング分析)の講座があります。

また、E-NORLoves Data などの Google アナリティクス パートナーは、アナリティクスの初心者から上級者までを対象にデモアカウントを利用したトレーニングをオンラインとオフラインで提供し、アナリティクスを設定、実装し、マーケティングの成果を改善する実用的な教育を行っています。

デモアカウントのご利用方法

デモアカウントのご利用方法や詳細については、こちらのヘルプ記事をご覧ください。ご不明な点や、デモアカウントの便利な使い方がございましたら、ぜひ Google アナリティクス コミュニティにご質問やご意見をお寄せください。Google アナリティクスの新機能を学ぶための実践的なツールとして、デモアカウントをお役立ていただければ幸いです。

Happy analyzing!

投稿者 : Deepak Aujla (アナリティクス プログラム マネージャー)

Google アナリティクスと検索広告向けリマーケティング リスト(RLSA)で最適なユーザーを呼び込む

2016年6月13日月曜日 | 10:01

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この記事は、Google アナリティクス ソリューション 英文ブログ記事 「Attracting the Right Audiences with Google Analytics and Remarketing Lists for Search Ads」 を元に構成しております。


この記事は、Google アナリティクス認定パートナーの LunaMetrics で検索部門のマネージャーを務める Andrew Garberson 氏によって寄稿されたものです。同社の事例紹介の全文では、Teach For America が LunaMetrics と提携して、検索広告向けリマーケティング リスト(RLSA)と Google アナリティクスを活用し、多様性に富む優れた人材を呼び込むことに成功した経緯が詳しく紹介されています。併せてご覧ください。

ウェブサイトのユーザーは、コンバージョンに至るまでの間に、ニーズや好みについての情報を提供してくれます。たとえば大学を受験するユーザーであれば希望する専攻分野、住宅の購入を考えているユーザーなら価格帯、アナリティクスのトレーニング参加希望者ならアクセスしやすい都市といった具合です。

このように自発的に提供された情報は、カスタム ディメンションという形で Google アナリティクスに収集・蓄積することができます。上の例に当てはめれば、それぞれ次のようになります。
  • 出願者 A は生物学を研究したいと考えている。
  • 購入希望者 B は $200,000 の住宅を探している。
  • 参加希望者 C は横浜で受けられるトレーニングを探している。
同様のコンセプトを、あるビジネスに対して関心を示したユーザーすべてに当てはめてみましょう。大学受験生や、住宅の購入を考えているユーザーや、トレーニング参加者の情報が、1 人ではなく何千人、あるいは何万人、何十万人といった規模で集まることになります。カスタム ディメンションをこのように利用することで、共通点のあるユーザー群をオーディエンス(ユーザーリスト)としてまとめることができます。


作成したオーディエンスをマーケティングに利用すれば、さまざまなユーザーを効果的に目標達成へと導くキャンペーンを作成することができます。検索広告向けリマーケティング リスト(RLSA)はそういった手法のひとつで、既にコンバージョン プロセスに着手しているユーザーに対して、専用にパーソナライズされた検索広告を表示することで、コンバージョン完了へと導くというものです。

Teach For America にとってもこういったコンセプトは魅力的なものでした。Teach For America は世界でもトップクラスの人材を求めていますが、高給を提示する大企業と争いながらこういった人材を確保するのは簡単なことではありません。厳しい選抜プロセスの間も応募者の関心を保ち続ける工夫が必要です。

LunaMetrics と組んだ Teach For America は、優秀な応募者からの認知度を保つべく、ユーザーが自己申告した情報に基づく広告メッセージのパーソナライズとターゲティングの調整を行いました。その結果、オーディエンス ターゲティングを使用しないキャンペーンと比べてコンバージョン率が 57% 上昇し、優秀な応募者の識別とターゲティングの精度も向上しました。詳しくは事例紹介の全文をご覧ください。

「最適なユーザーに最適なタイミングと場所でアプローチできているという確信が得られることは、マーケティング担当者として理想的な状況でしょう。成果は一目瞭然です。Google アナリティクスと RLSA という相性抜群のコンビネーションにより、最適な応募者に最適なメッセージを伝えることができました。」 
—Teach For America、デジタル集客およびチャネル成長担当シニア マネジング ディレクター、Stacey Jaffe 氏

投稿者: Daniel Waisberg(Google アナリティクス チーム所属アナリティクス アドボケイト)

キャンペーンのタグ設定を効率化

2016年6月8日水曜日 | 10:00

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この記事は、Google アナリティクス ソリューション 英文ブログ記事 「Efficient Campaign Tagging」 を元に構成しております。


キャンペーンの成果を評価し、さまざまなメディア チャネルの効果を分析するためには、あらゆるトラフィックの参照元を特定する必要があります。現在では、トラフィックの参照元の特定には、Google アナリティクスと AdWords アカウントのリンクを設定する方法や、他の購入チャネルのリンクをカスタム キャンペーン パラメータを使ってカスタマイズする方法が用いられています。キャンペーン パラメータを含むこうしたリンクの生成には、Google の URL 生成ツールがよく使われています。

大規模な組織では、複数の部門がウェブサイトへのトラフィックの購入、促進を行うことも珍しくありません。ある部門が有料検索、別の部門がアフィリエイト、また別の部門がソーシャル メディアからのトラフィックを担当するといった具合です。こうした分業では、メッセージが伝えられたすべてのチャネルを分析対象として、さまざまなメディア チャネルを比較したり、特定のキャンペーンの総合的な効果を確認したりする場合に、効果的にデータを整理する必要があります。

組織内の多くのスタッフが名前付けのガイドラインに従う必要がある状況では、キャンペーンの命名規則を設定したり、すべてのメディア チャネルの命名方法を決めたりすることが難しくなります。サイトのトラフィックの参照元を定義する方法に一貫性がないと、信頼性の確保に高品質なデータが求められるアトリビューション モデルの構築も困難になります。

そこで Outfox(Google アナリティクス認定パートナー、Google アナリティクス 360 販売パートナー)は、Google アナリティクス キャンペーン URL という Google スプレッドシート用アドオンを開発しました。一貫性を保ちながら、カスタム キャンペーン パラメータでタグを設定したリンクを簡単に生成できるツールです。このツールで作成したタグ用のシートでは、使用するパラメータを指定したり、メディアや参照元、キャンペーンなどをプルダウン リストから選択可能にしたりできます。このスプレッドシートは複数のユーザーで簡単に共有できるほか、アクセス権を割り当ててプルダウン リストの値を追加、変更できるユーザーを管理できるため、社内のニーズや各部門の業務に合わせてタグ用のシートを作成できます。


詳細については、ヘルプセンターの Google アナリティクス キャンペーン URL の使用方法と、Google スプレッドシートへのインストール方法をご覧ください。


投稿者: Christoffer Lutheran (Google アナリティクス360 認定リセラー Outfox、アナリティクスディレクター)

PR におけるレポーティングの新たな展望: 成果の伝達と意思決定の推進

2016年6月7日火曜日 | 10:00

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この記事は、Google アナリティクス ソリューション 英文ブログ記事 「The New PR Reporting Landscape: How To Show Value and Drive Decisions」 を元に構成しております。


執筆者: Rajagopal Sathyamurthi(AirPR 社 CTO 兼共同創業者)、Leta Soza(AirPR 社 PR エンジニアリングおよびオペレーション担当ディレクター)

PR(パブリック リレーションズ、広報)で常に問題となるのは、活動の成果を、企業の幹部や経営者層から見て説得力のある形で提示できるかどうかという点です。

PR Tech」という概念が登場し、PR 活動とビジネス目標との関連付けが始まるまで、PR 業界で成果を伝える尺度として使用されていたのは、主にアウトプット志向の指標(インプレッション、プレスヒット数、AVE(広告価値換算)など)でしたが、これらはビジネス目標と連動しないことも多く、その後の意思決定にはあまり役立ちませんでした。

PR 業界がアウトプット ベースのレポートよりもデータ志向の成果判定を重視するようになってきたことで、こういった状況も変化しつつあります。サイト訪問者数、エンゲージメント、メッセージの「プルスルー」といった指標が、PR の成果測定の新しい基準として急速に台頭してきています。しかしながら、これらの指標が幅広く受け入れられるためには、まずこういったデータを効果的かつ効率的にレポート化できるメカニズムがなければなりません。

業界全体が共有するこの課題を解決するため、AirPR では新しいレポーティング スイート(「Reporting Suite」)をリリースしました。同じく当社の測定・分析ソリューションである「Analyst」から PR 活動のアウトプット データを受け取り、任意の成功指標に基づく実用的なレポートを自動作成するというものです。

レポーティング スイートが威力を発揮する鍵と言えるのが、Google アナリティクスとの独自の統合です。これによって、Google アナリティクスのデータからサブセットを切り出して、分析や視覚化を行うことが可能になっています。

Google アナリティクスの Core Reporting API では、ユーザー数と目標 / イベント コンバージョンという、いずれも PR のプロフェッショナルにとってきわめて有用な指標にアクセスできるようになっています。この指標データを前処理してレポーティング スイートに取り込むことで、データの推移を観察し、PR コンテンツによって促進されたトラフィックやエンゲージメントがどのような影響を及ぼしているか調べることができます。

PR 担当者がこういったデータを手軽に参照できるようになっていれば、「カバレッジの増加とトラフィックの増加に対応関係はあるか?」というようなレベルではなく、「トラフィック、エンゲージメント、拡散性といった面で最も効果があるのはどういったナラティブ、掲載先、あるいはトピックか?」というレベル、ひいては「成功パターンを敷衍・反復するにはどうすればいいか?」といったところまで議論を進めることができます。


こういった重要な指標を AirPR のデータ、分類機能、そして独自のアルゴリズムと組み合わせることで得られるもうひとつのメリットは、複雑なデータを手軽にさまざまな切り口で分析・視覚化できる点です。

完全なリファラー(コンテンツ ソース)や日付(時間のサブセット)といったディメンションは、さまざまな時間的スパンの中でどういったメディア アウトレットやコンテンツが最も効果を発揮しているのか理解する上で欠かせない切り口です。


AirPR の測定・分析ソリューション「Analyst」では、Google アナリティクスのダイレクト アトリビューション データに PR 関連のデータを加味することで、ウェブサイトへのリンクを含むコンテンツのパフォーマンスはもちろん、リンクを含まない記事、あるいはリンクがクリックされなかった記事の影響力も追跡・表示することができます。

AirPR のレポーティング スイートの狙いのひとつは、PR における成功の定義のあり方を問い直すことです。PR 担当者自身が自社やクライアントの PR に最も実効性がある手法を把握できることは言うまでもないメリットですが、ビジネス リーダー層に PR の成果を伝える際、主要なデータポイントを材料に簡潔に語ることができるというのも重要な点です。

以下、PR 担当者の努力の成果を経営者や上司にわかりやすく伝えるための簡単なヒントをいくつかご紹介します。いずれも使用しているテクノロジーや手法を問わない内容ですので、ぜひご活用ください。

最大の成功と最終的な成果を伝える

  • この月に指標 X の観点で最も優れていたのはコンテンツ Y でした。それによって得られた成果は Z です。

ストーリーは数字で語る

  • X において前月比 Y% の変化が見られました。これは当社にとって Z という意味を持ちます。

ビジネス上の成果をアピールする

  • アクティビティ X はビジネス目標 Y にこのような効果をもたらしました。

次の一手を共有する

  • データ X を踏まえ、今後は Y に注力していきます。
PR のプロフェッショナルに残された課題は、今後の意思決定にどういった指標が重要かという点で、意識を改革していくことです。インプレッションやプレスヒットは、「アクティビティ ベースの指標」という観点では確かに重要ですが、全体像の把握には必ずしも役立ちません。重要なメッセージを伝え、目的のユーザー層にリーチし、商機を呼び込み、ビジネス目標を達成していく上で、最も効果的なのはどういったメディアやコンテンツでしょうか。豊富に得られる情報を有効利用し、正確に評価し続けることが求められています。


投稿者: Google アナリティクス テクノロジー パートナー AirPR

Google アナリティクスを活用してオンラインから実店舗への流れをトラッキングした Petit Bateau

2016年6月6日月曜日 | 13:35

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多くの消費者が実店舗で商品を購入する前にオンラインで情報収集している事実を踏まえ、フランスの衣料小売業者 Petit Bateau は、自社の顧客のオンラインとオフライン(実店舗)をまたいだ購入行動について理解を深めたいと考えました。そこで同社は Google アナリティクスを導入。強固な機能であるUser ID Measurement Protocol を活用して実態解明に取り組みました。

Petit Bateau のフランス国内の顧客は、153 か所ある実店舗に加え、同社のサイト Petit-bateau.fr にもアクセスしています。ログインしたユーザーがその後、実店舗でポイントカードを使用して商品を購入した場合は、サイトでの行動とその取引をマッチングさせることが可能です。


同社が個人の特定につながらない実店舗データを Google アナリティクスにアップロードしたところ、以下のとおり、実店舗での購入を促進するうえでデジタルが重要な役割を担っていることが明らかになりました。

  • 店舗内で購入した顧客の 44% が購入日までの 1 週間の間にサイトにアクセスしていた。
  • 店舗内で購入した顧客の 9% が購入日当日にサイトにもアクセスしていた。

さらに分析を進めていくと、オンライン ユーザーを実店舗に誘導することがモバイルでは特に重要であることが判明しました。モバイル ユーザーが店舗内で購入に至った割合は PC ユーザーよりも 11% 高く、その際の消費額も 8% 上回ったのです。

Google アナリティクスを活用してオンラインとオフラインをまたいだ購入行動を測定したことで、Petit Bateau は、オンライン マーケティングが実店舗での売上に与える効果をより的確に把握できるようになりました。また、分析データに基づき AdWords の広告費用対効果を再計算してみたところ、実店舗での売上を合算すると 6 倍向上することもわかりました。このように実店舗での取引について再考することは、Petit Bateau にとってさまざまなメリットがあります。具体的には、自社ブランドのデジタル マーケティング プログラムを改善する、メディア関連の予算配分に関する判断をより多くの情報に基づいて下す、ショッピングの際にデジタル環境と物理環境をシームレスに行き来する消費者に優れた利便性を提供する、といったことが可能となっています。

事例紹介の全文と詳細については、こちらをご覧ください。


投稿者:Google アナリティクス チーム